東京で起業する際にはオフィスを用意したいと考える方が多いはずです。自宅で開業するとなると色々な問題が生じかねませんから、できれば別に事務所を用意することになりますが、問題は費用面。通常のレンタルオフィスを借りると、割と固定費用が発生するので悩む方も少なくないのです。
そこでバーチャルオフィスはリーズナブルなので注目を集めていますが、実はセキュリティ面でもメリットがあります。自宅開業と言うことになりますと、自身の氏名の他に家の住所や電話番号などを知られることになるでしょう。この場合ではビジネスでトラブルがあった場合には、クライアントが自宅に押し掛けてきたりと色々と困ることがあります。特に弁護士などのように敵を作りやすい職業では、自宅での開業はセキュリティ的にもリスクが高いと言えるはず。もちろん良く儲かってるなと判断されやすい職業なら、窃盗などの被害も考えないとなりません。
また女性の場合も自宅で開業するときには気を付けたいものです。ホームページで顔写真を載せて個人情報を提供してしまうと、やはりストーカーなどのターゲットになる可能性がでてきます。実際に自身の自宅住所を名刺に入れて、不特定多数の人間に渡していくのは不安が強いと考えている女性も少なくはないでしょう。現在はネットサービスが充実しているので、住所を公開していまうと、地図アプリなどで簡単に所在地がバレてしまいます。
なお住所をホームページや名刺に記載しなくても、会社を設立するケースなどでは商業登記が必要になってくるので、これには要注意です。商業登記簿は誰でも確認できますから、ここから自宅住所が割り出されてしまうリスクもなくはありません。いったん自宅で登記して、後から問題があって変更登記を入れるとなるとコストが無駄になりますから、前もって安心性の高い方法を選んでいくのがおすすめとなります。
このような場合に、バーチャルオフィスを利用することでセキュリティ面を改善できるので要チェックです。レンタルオフィスと違って、住所や電話番号を借りるだけですが、それでも自宅情報を公開せずに済むので、秘密にしたい事柄を守ることができます。それだけではなくて東京の一等地をオフィスの事務所にできるケースもありますから、これは信頼性と言う面でもアドバンテージになりえるものです。クライアントの方も安心感や信頼性には気を配る時代になってきているので、自宅開業に比べてキチンとオフィスを構えている方が、選ばれやすいケースもあるでしょう。そこで都内の人気エリアの住所で借りておくと、それだけキチンとした事務所だと判断される材料になりえるのです。
また賃貸オフィスを選んで、実物の事務所を借りるケースに比べても、セキュリティで安心できる可能性もあります。通常の賃貸オフィスでは物件を借りて事務所を運用していきますが、特に戸建てになっている場合には、窃盗による被害が心配だったりします。これは事務所荒らしとして知られる犯罪で、仕事でつかう物資や売上金などを目的に犯行を行うのが特徴です。このために賃貸で借りた物件では不安があっても、中々防犯カメラを付けてくれないなど対策がとりにくい面があります。
この点でバーチャルオフィスですと、事務所に金品などを保管することはありませんので、窃盗対策を考えると強みがあるのです。しかも近年はコンプライアンスの重視など信頼性に対しての配慮が進んでいるバーチャルオフィスも増えてきており、選ぶ際にはチェックしていくと良いでしょう。具体的には防犯カメラを設置していたり、カードキーを採用しているオフィスも多数みあたります。
なおバーチャルオフィスでは配達物の転送サービスがついてくるので、これも安心感があるでしょう。自宅やレンタルオフィスで開業をした場合ですと、はがきなどの郵便物を第三者が漁っていく可能性があるのです。しかし自宅や事務所の住所がバレない環境ですと、配達物の転送サービスであれば安心感は高めとなります。転送元の建物でしっかりとセキュリティが施してあれば、第三者が配達物を窃取する可能性は低くなると言えるでしょう。
現在はクラウドソーシングなどを使って個人事業主として開業する方が増えてきており、これに合わせて多彩なサービスが登場しています。自宅開業に比べて費用は掛かりますが、安いものですと月々数百円から、自身の住所がバレない環境を手に入れられるのは魅力と言えるはずです。東京では新宿などの一等地で、綺麗なビルを選んでいくこともできるので、セキュリティに加えて顧客への信頼性をアピールするのにも有利な材料となりえます。
他に会議室やデスクのレンタルが付属しているサービスもあるため、時々顧客とあったり社員同士で相談するときにも有益です。特にスモールオフィスで手軽に事業を始めたい方は、利点が多いバーチャルオフィスをじっくり調査してみましょう。
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